アメリカ初のペダルもブレーキもない自転車、ストライダー。
日本でも爆発的な人気となっている。
自転車に乗るためには前輪と後輪でバランスを取ることが必須条件であり
ストライダーに慣れることができれば、自転車に抵抗なく乗ることができるのは容易に想像できる。
自転車にコロを付けて練習する必要もなくなり、自転車に乗ることができるまでのプロセスが大幅に短縮される。
ただストライダーのすごさはそれだけではなかった。
ストライダーは自転車に乗るための練習の道具ではない
足で蹴るだけで前に進むので、2,3歳児でもすぐに乗り出すことができる。
つまり、簡単。
そして、速い。
だから、子供が飽きないのだ。
大人としても自転車へのステップアップという考えがある先行投資として買いやすい。
ペダルとブレーキなくて1万円は高すぎだけどそりゃ、人気でますわ。
一方、三輪車はペダルを漕ぐにも力がいるため、上手く動かすことができない。そして、遅い。だから子供はすぐに飽きる。
三輪車とストライダーをほぼ同時期に購入したのだが、三輪車にはほとんど乗らないため蜘蛛の巣がはっていて粗大ごみ。
もう捨てたい。
危険なのは慣れてから
乗り始めは子供もビビってるし、地面から足を離そうともせずスピードもでない。
ヘルメットは不要だ。
だが、ストライダーが怖いのは、子供が慣れてから。
坂道でも地面から足を離すことに慣れてきた息子が
サドルを上げてくれ
と言ってきた。
きっと視線が高くなって面白くなることをイメージしたのだろう。
要望に応え、足がギリギリ着く位置までサドルを上げてみた。
背伸びしながら乗り視線の高さを楽しんでいたものの、
それでは満足できず、そしていつものように坂道へ…
あ、しまった!!!
足のつかないストライダーは、ブレーキのない自転車と同じだ。
そのまま坂でブレーキをかけることができず、転倒。
いつもは着けているヘルメットも運悪く外していたため、額を地面にぶつけ、血が流れた。
天気のいい公園で大泣きする息子。
公園で遊んでいる家族が、哀れみの目でこちらを見ている。
すまん、息子!
俺の想像力が足りなかった。
以後気を付けます。