我が子が風呂場でスイスイ泳ぐ。
そんな夢を見させてくれるのが、ベビーの首に着ける浮き輪のスイマーバ。
うちのスイマーバは嫁が友達から出産祝いで貰った。
調べたところ、値段は3000円であった。
今人気、程よい値段、面白味がある、というプレゼントには最適な商品であるがゆえに、
他の友達からも、同じプレゼントを貰ってしまい、手元には3つの色違いのスイマーバがある。
受け取ったのが嫁で良かった。俺は素直なので、顔に「またかよ」っていう嫌そうな表情が出てしまう。
女ってこういう無駄なプレゼント好きなんだよな。俺なんて男友達から出産祝いで貰ったのはビール券や商品券。なんて合理的なんだ。
欲しかったわけでないのに勝手にやってきたスイマーバだが、せっかくもらったから使わないわけにはいかない。
前置きが長くなったが、さっそく使ってみた。
スイマーバを使用した感想
結論から言うと最悪だ。
今すぐ捨てたいです。
でも、いらないスイマーバが3つもある。。。
スイマーバを首に装着
首が座ったばかりの子供に着けるのだが、見た目が首輪みたいで既に嫌になる。
浮き輪は簡単に外れないようにキツメになっている。
絶対苦しいだろこれ…
首に着けた瞬間、ギャン泣き。
でも、せっかく貰ったし、空気も入れたし、首にもつけたし、3つもあるし、このまま風呂に入れるしか選択肢はない。
風呂に入れてみた
泣き続ける子供を湯船に入れて慎重に手から離してみた。
沈むことはなかったが、浮力で浮き輪が浮いて余計に首を絞めてさらにギャン泣き。
その模様はまさに拷問。
横で見てた嫁は「やめさせて」と叫んだが、それでも、商品説明のように、慣れてスイスイ泳ぐことを期待し、30秒ほどほっておいてみた。
時間がたてばたつほど顔が赤くなる…これはいかん、苦しそうだ。
風呂の中で即座に外そうとするが、浮力でさらに浮き輪が閉まってるから子供を支えながら片手では簡単に外れない。
焦って両手で浮き輪を外すことになった。
だが、両手で外すことは自力で立てない子供から手を放すことになる。
最悪なことに、子供本体を風呂に沈ませてしまった。
即座に持ち上げたが、既に水中で水を飲んでいる。
悲惨すぎる。
ギャン泣きしてたベビーは、一瞬で衰弱し、コホッコホッと咳をしている。
横で見てた嫁は嗚咽しながら、「何してるの!」と絶叫し俺を叩く。
楽しいはずの風呂場は地獄絵図と化した。
俺のせいかよ、ってか、スイマーバ、マジいらねー。
それから我が家でスイマーバを使うことはなかった。
1度だけ使ったスイマーバはムカついて捨てた。
スイマーバは事故が多い
俺は数秒で救い上げたが、スイマーバの本当の怖さは慣れてからのようだ。
子供をスイマーバでプカプカと浮かせてママはシャンプーをして洗い終わって子供をみたらうつ伏せに浮いていたなんて事故もある。
この事件はあと数秒発見が遅れたら死んでいたとか。
首に巻くタイプの浮き輪をつけて浴槽につかっていた赤ちゃんが保護者が目を離した隙に溺れる事故が相次いでいることが分かり、日本小児科学会で注意を呼びかけています。
友達にプレゼントした
あの忘れたい悲劇から数か月後、スイマーバを欲しいといった友人にプレゼントした。もちろん、新品をあげた。
まだ一個あるから、欲しい人はどうぞw
プレゼントしておきながら言うのもなんだが、
「危険だから沈めるなよ」「慣れてからが危険だぞ」と、細心の注意を払うようにと伝えた。
きっとすぐに不要になるだろうな。
後日、友達からスイマーバを付けた子供がが気持ちよさそうに泳ぐ動画が送られてきた。
「スイマーバ、最高だよ、ありがとう。」という文章と共に。
お、おう、、、俺の使い方が悪かったのかなぁ。